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お前、何か考えてるだろ。やだやめろ──
響くんとの話をすきあらば頭の中で反芻していたせいか、学校で颯くんから言われた言葉。
ふくれっ面でわたしへとデコピンをしてきたのだ。
それを可愛いと思っても言わずにいたのに、なぜかバレて二度も食らった。
遠慮なくわたしと一緒に帰り、隣を歩いている颯くんはずっと不機嫌気味で。
そこでも何度かポカポカと叩かれた。
全くもって痛みはないけれど、不機嫌さを表に出している颯くんがらしくてやっぱり可愛いらしいと思ってしまう。
ただいま、と共有ルームに入るとすでに響くんと雪さんがいて、二人とも読んでいた本から顔を上げた。
「おかえり」
「おかえりなさい、琉衣さん」
「お前には俺は見えてねぇのか!?」
「はい見えません」
「はぁ!?」
なんでだよ、とコントじみた会話がはじまり、それを耳にしながらご飯の支度をしようとキッチンへ。
すると雪さんがついてきた。
「俺、琉衣ちゃんのそばにいる係りやる」
「え?」
そばにいる係り?



