はいはい、と颯くんは響くんに流され、雪さんは手に土がついてるため、お小言を言われながら皆で家の中へ。
ガーデニングについてのお小言はよくても、わたしにお花を渡していたことについても響くんから色々と言われてるのが、ソファに座っていても聞こえてきて。
共有ルームに戻って来た雪さんを見ると、珍しく嫌そうな顔をしていて、こんな顔雪さんでもするんだって、内心驚いた。
「で、小柳お前その花どうすんの」
「どうって……今日は飾って、あ、でも綺麗なうち押し花にしたほうがいいかな」
隣に座る颯くんはわたしの手にある花を半ば睨みつけながら聞いてくる。
「雪兄さんは残る物……あげることになりますね。もし押し花作ったら」
「よし飾れ小柳」
「ちょ、二人とも!?」
瞬時に花瓶を持ってきた響くんと、花をいれろと促してくる颯くんから逃げ、結果花をくれた雪さんが『俺があげた花』と颯くんたちを跳ねのけた。



