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わたしの捜索日から一週間。


『家の中を彷徨く時は、ひとりつけろ』

と、主に颯くんから強く言われ、わたしがリビングから移動する度に、三人が目を光らせるといった日々を送っていた。


プールも毎日のように楽しんでいたのに、今日は生憎の雨。


「……小柳、プールの方見つめても今日は駄目だからな」

「わ、分かってるよ」


雨だからと三人は、別荘に置きっぱなしになっていたゲームをやり始めたけど、

『このソフト古っ!』

『まぁ、最近のはないでしょうね』

『でもこれよく遊んでたよね』


わたしが窓の外を見ている間に、雪さんがいつの間にいなくなっていた。


「……雪さんは?」

「そういや雪兄戻って来ねぇな」

「部屋に行ったんじゃない?……あ、それかピアノ」

「ピアノ?」


──"雪兄は一時期ピアノかじったけど……弾いてる最中外見た時に、あ、蝶々!とか言って知らんうちに花好きになってた"


……あ、そういえば前に颯くんから聞いたことあったっけ。


「ピアノの部屋って何階のどこにあるの?」