ヤンキー双子は私の義弟になりました!?

 今日必要な物をバックに入れていくと、あることに気づいた。

 ……あ、もうすぐで"薬"が無くなりそう。お母さんに言って買いに行かないと。

 私は、いつも持ち歩いている薬のケースを見ながら思った。

 中学の時からとある"病院のようなもの"が発症し、今では薬による治療をしている最中である。




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「……よし!…これで準備オーケー……!」


 私は部屋に置いてある鏡で自分を見ながら呟いた。

 私の姿は、言うなれば"陰キャ"と呼ばれる姿だ。

 髪色は菫色(すみれいろ)であり、長さは腰のあたりまである。

 目には"ダテ"メガネをかけ、髪は三つ編みのツインテールにしている。

 元はこんな姿では無かったのだが、ある日をきっかけとして私はずっとこの姿でいる。

 他で例えるのならば私は「変装している」という事になる。

 私は早速準備が終わったので、カバンを持って、朝ごはんを食べにリビングへ行った。