ポリスに恋した

「あの後、洞窟みたいなところを見つけて、中に入っちゃったの。そしたら、この人たちがいて誰か倒れてたから…」

「ああ、それを見てしまったのか」

申し訳なくて顔をあげられない。

玲於くん、私のこと、嫌いになったかな?

勝手に走っていて、問題事を引き起こして…。

「…桜が無事でほんと良かった」

「え?」

顔を上げると、なぜか玲於くんの顔が強ばっている。

怒ってる、のかな?

その後、取調べのために玲於くんと警察署へと向かった。