ポリスに恋した

「そんな可愛い格好、他の男に晒しちゃ」

一瞬、思考が停止する。

玲於くん、顔も耳も真っ赤だ。

これはもしかして…。

「玲於くん、照れてる!?」

「あー、もう、そうだよ…」

私、玲於くんを初めてドキドキさせられた!

「やったー!この勝負、私の勝ち!?」

「…はいはい、俺の負けです」

嬉しくて小躍りしていた私は、

「…まあ、いつも可愛いなってドキドキしてるけど」

波の音に紛れた玲於くんの声に気づかなかったー。