「桜~!」 朱莉たちが手を振っていたので、近寄っていく。 「みんな早いね」 「いや、さっき来たところだ」 「どうせ桜は、愛しの玲於くんにでも会いに行ってたんでしょ?」 「まあね。今日も相変わらずカッコよかった〜」 「玲於くんって誰?彼氏?」 私たちの会話に、湊くんが疑問を抱く。 なぜか颯は不満そうな顔をしている。 気のせいかな?