まさか、玲於の方から言われるとは思っていなかったので少し面食らう。
「俺と桜ちゃんの関係って、ほんとに陽太の妹ってだけなのか?」
「...なんでそう思うんだ?」
「だっておかしいだろ。陽太の妹なのに、桜ちゃんのことだけ忘れているなんて...」
「それはおまえが思い出すことだ。...俺はおまえがわざと桜のこと忘れたふりをしていると思っていたが、そうじゃなかったんだな」
玲於は人一倍、自分より他人を優先してしまう。
自分のことはいつも二の次で、相手のことを助けに行くやつだ。
今回のことを受けて、自分のそばに桜を置いておくのは危険だと判断して、遠ざけようとしたのかと思った。
「俺と桜ちゃんの関係って、ほんとに陽太の妹ってだけなのか?」
「...なんでそう思うんだ?」
「だっておかしいだろ。陽太の妹なのに、桜ちゃんのことだけ忘れているなんて...」
「それはおまえが思い出すことだ。...俺はおまえがわざと桜のこと忘れたふりをしていると思っていたが、そうじゃなかったんだな」
玲於は人一倍、自分より他人を優先してしまう。
自分のことはいつも二の次で、相手のことを助けに行くやつだ。
今回のことを受けて、自分のそばに桜を置いておくのは危険だと判断して、遠ざけようとしたのかと思った。

