ポリスに恋した

「よし、そろそろね」

橙子の合図に、俺はパトカーを発進させる。

すると、バイクの音があたりに大きく響き始めてかなりの数のバイクが通り過ぎて行く。

「50台近くはいるな...」

「ええ、危ないわね」

父さんも、あんなたくさんのバイクに巻き込まれて怖かっただろうな...。

一刻も早く辞めさせないと、大事故に繋がる。

俺は気持ちを強く持ち、ハンドルを強く握り直す。

そして、回転灯を鳴らし追いかける。