ポリスに恋した

「…桜、俺と付き合ってくれますか?」

「もちろんっ!」

思わず、玲於くんに抱きついてしまう。

好きな人と思いが通じるって、すごく幸せだ。

好きな人が自分を好きになってくれることは、奇跡に等しいと思う。

私、今すごく幸せだ…。

「玲於、ちょっといい?俺、話があるんだけど」

「い、いや、俺はちょっと…」

「いいから来いよ」

あの玲於くんが、お兄ちゃんに恐れを成している気がする。

気のせいかな?