「それに俺、興味ない女にキスとかしねーんだよね。だから最初から柚果は特別」
「……またそういうこと言う」
強がってみるけど、どこまで持つかわからない。
ごめんなさい、あたし最低で生まれた時から自分勝手な人間なので、素直に嬉しいです。ごめんなさい。
ミスの子だってただイベントを遂行しようとしただけ。
それでも、ミスの子は何も悪くないけど、あたしを選んでくれたことが嬉しくて仕方ないの。
油断すると頬が緩んでしまうからぐっと引き締めた。
瑛くんに顔を向けたままだといつだらしない表情になってしまうかわからないので前を向いたら、ほっぺを掴まれて戻された。ぐぬぬ、敵わない。
「答え合わせしたい?」
「うん、気になる」



