私が使わせて貰っている和室は、10畳ほどの広さがあって…一人で使用するには勿体ないなぁと常々思っている。
ご飯は基本お屋敷にいる仁睦さんの舎弟のウチの一人が私の部屋に持ってきてくれる。でも一緒には食べてくれない。
まぁ一人暮らし歴は長いので一人で食べることには慣れてはいるのですが─…せっかく人がいるなら食事を共にして欲しいと思わないことも無い。
お風呂も温泉旅館のような広い浴槽にいつも入らせてもらっていて…誰も入って来ないように出入口には基本新次郎が見張りのように立ってくれている。今思えば奴が一番問題児の可能性が高いので新次郎に見張りをさせるのは間違いのような気もする。
しかし─…
先程のキスの案件があって気まずかったのか、今日は別の人を見張りにつけてあれから姿をみせない新次郎。彼のことが気にならない訳では無いが…私の頭は既にこの後の仁睦さんとの熱い夜のことでいっぱいだ。
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お風呂も食事も歯磨きも全て済ませて、可愛いルームウェアに身を包んで軽くメイクをする。
舎弟の一人にお願いして、二人分の布団を敷くのを手伝ってもらって…後は仁睦さんが来るのみ、という万全の体制で推しの到着を大人しく待った。



