「あぁー…それで女がどうだの、さっきから文句垂れてたわけか」
「文句では無いです、事実です」
「訂正しておくが、アレは俺の女じゃない」
…………俺の、女じゃ……ない?
女じゃないって…彼女じゃないってこと?!
「えっ…えっと、じゃあ…仁睦さんはいま他に彼女が、」
「何人も相手にできるほど俺は暇じゃない。」
「だったらっ…さっきの電話の人との関係は」
「─…許嫁」
い い な ず け ?
「難しかったなら言い方を変える─…アレは俺の婚約者。結婚相手……将来、嫁になる存在」
あれ…なんだろう。こんなはずじゃ…無かったのになぁ。私、いまなら、、余裕で車に乗ることが出来るような気がするよ。
仁睦さんには将来を約束している人が居たなんて…あまりの衝撃発言に目の前が真っ暗になった。



