「全く、意味がわからない。お前の居ないところで俺が何をシようが関係ねぇだろ?」
「関係なくないっ…」
「いや、ねぇよな?」
「関係、なくないっ!!!!!」
声を張り上げた私を見ては大きなため息をつく仁睦さん。この温度差の違いが余計に私をヒステリックにさせる。
「……何なんだ、おまえは」
「なにって、仁睦さんの彼女になりたい妹」
「バカか、寝言は寝て言え」
「じゃあ彼女になりたい、女の子!!」
「うるせぇ、嘆くな、めんどくせぇ」
「……バカにしないでっ!私にだって感情くらいあるっ、、”捨て駒ちゃん”なんて言い方をされたらさすがに……傷つくよ」
堪えきれずに頬を涙が伝ったが、それを拭うことなく目の前の推しを睨みつける。
「捨て駒ちゃん…なんでしょ?私は仁睦さんにとってどうでもいい偽りの妹なんだよね?だったら期待させるようなこと、しないで。迎えに来たりしないで放っておいてよ」
こんなことを言いたかった訳じゃない。だけど今の私は車に乗ることが出来なかったというブルーな気持ちを抱えるメンヘラ女子。
今は誰と話しても酷いことを言ってしまう自信しかない。



