極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



運ばれてきた珈琲を自分の方へ持っていき、私には生クリームがドンッと乗っかったココアを差し出してくる。



「……飲め」


甘党だと思われているのだろうか?童顔、ロリ顔の私は大学でもよく甘党だと勝手に認識されがちで、チョコレートやキャンディをプレゼントされたりする事が多々あった。



しかし本音を言えば、ココアより珈琲が好きだしケーキよりもスナック菓子が食べたい派だ。



それでも、この場合推しが注文してくれたドリンクというプレミアがついているので…例えこれがかき氷の原液のシロップであろうとも問題なく飲み干していただろう。



「……いただきます」



決して想像を越えない普通味のココア。だけど一緒に飲んでいるのが仁睦さんだから…これは世界一美味しいココアであること間違いなし。



お互い無言で向かい合って座っていることに少し居心地の悪さを感じ始めた私は─…



「……怒らないんですか?」



勇気をだして、自分から謝罪する道を選んだ。