極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



クラクションが鳴り響く中、なんとか歩道までたどり着きその場で蹲った私の元に数名の通行人が足を止めて声を掛けてくる



「……大丈夫ですか?!」

「…事故?警察呼びます?」

「いや、先に救急車だろっ、、」


一致団結して私を助けようとしてくれる見ず知らずの人達。…この国もまだまだ捨てたものじゃないな。



「あの…大丈夫です。すみません、ありがとうございます」



このままでは警察沙汰になってしまうと思いフラフラと立ち上がり、後ろを振り返って剛田さんの安否を確認するが…クラクションを鳴らされまくってやむを得ず車を発進させたみたいだった



申し訳ないことをした、と思いつつ…屋敷まで歩く体力が今はない。諦めて視界に入った可愛らしいカフェに足を踏み入れた。



「いらっしゃいませ……え、大丈夫ですか?」


入って早々に謎に心配されて首を傾げてみせると、同い年くらいの女性の店員さんが心配そうに私の顔を覗き込んで─…



「顔色、真っ青です。具合悪いですか?とりあえずお席…ご案内しますね」


陽の入る窓側の席に案内してくれたその人は、お冷を持ってくると言ってその場を立ち去った。