極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



「若頭はお前の推しなんだろ?推しの為に金使うのはオタクなら当然のことだろ」


……言われてみれば、確かにそうだ。


KーPOPにどハマりした時も、幾度となく韓国へ渡り、推しの訪れた聖地などを巡ったり、ライブやイベントには必ず駆けつけ、グッズは全て買い占める程のオタクぶりだった。



それに…五万で譲って頂けるなら安いものだ。むしろいいんですか?と逆に心配になるレベルだ。



「……手持ちが無いのでコンビニに行っておろして来ます!」



幸い、仁睦さんが死守してくれたバッグの中に財布が入っていたので…クレジットカードやキャッシュカードは無事だった。



すぐさま出掛けようと立ち上がったとき、今になってとても重要なことに気が付いた。


「あ…あのっ!新次郎氏っ!!!私は一体、どのようにして着替えを済ましたのでありましょーか?!」


起きて直ぐに会長サマとのご対面で、自分の着ている服など気にかける余裕はなかった。って今となってはそれもどうかと思うのだが…大事なのはそこでは無い。



「ま、ま、まさかっ…仁睦さんに…着替えさせて頂けたりなんかしたりしてっ、」


「なわけねぇだろ。お前如きに若頭の手を煩わせる訳にはいかねぇって考えれば分かんだろ」



─…お前…如きって、酷い言い草だな?

私如きに手を出そうとした分際で。