極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



「会長が、お前に会いたいと言ってる」

「………かいちょう?」


話の流れや場の雰囲気からして”会長”というのは生徒会長や街の町会長なんかでは無さそうだ


「昨日《さぐじつ》の火災の件で、お前にいくつか尋ねたいことがあるらしい」


っあ…やっぱり。あれは夢じゃなかったのか。


「……なにも、言わなくていい」


「……え…?」


「なにを言ってもお前は、この先消される」



消されるって…殺されるってこと?何で?私なんか悪いことしたっけ?…あぁ、クリーニングを出さなかった件?



「あの…クリーニングには出すつもりだったんです。でも高そうなスーツだったから、普通に街のクリーニング店に出していいものなのかどうか分からなくてっ、」


「……なんの話しだ?」


「っえ?スーツのジャケットをクリーニングに出さずに毎日抱きしめて寝てたせいでシワになって取り返しがつかなくなったことに対して会長さんが激怒して私が消される…って話でしたよね?」


息継ぎもせずダーッと話し終えてから、ようやく呼吸を再開した私を見てしばらく制止した仁睦さんは…やがて頭を抱えるようにしながら立ち上がった。