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「……で?結局まだしばらくは極道の御屋敷で推しと同居生活を継続、ってこと?」
「はい、そのようでございます。っあ…でもいつか私の姓を仁睦さんにプレゼントする未来は確定しておりますので今は推しであり、婚約者であります」
「はいはい、惚気ご馳走様です。…いつか会わせてよ、英里の推し。っていうか万里さんと知り合いとかヤバっ…それこそ尊いの極み」
「紗弓はお兄ちゃんのこと大好きだったもんね」
「まぁね、けどそれなら安心だわ。」
親友に推しと未来の契りを交わしあったことを報告すれば…安心したように笑ってくれたのでこちらもつられて笑顔になる。
「冷たかった若頭サマが英里に愛の言葉を囁く日が来るとはね。ほんと、良かったね英里」
紗弓に言われたことにより、ひとつ大事なことに気が付いた。
──…え、”好き”って言われたこと無くね?
愛してるとか、好きだって言葉をいただいた記憶が無いのですが…どういうことでしょうか、仁睦さん?!!
「……帰る」
「っえ……ちょ、来たばっかりだよ?!」
なんという事だっ…これは今すぐに確認しなくては気が済まないっ!!



