極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



「先に自分の部屋に行ってろ」



背中を軽く押されて、お屋敷の中に押し込まれた私。とはいえ…ほぼ同時に到着したニセ光くんと運転手の末路が気になる。



それに…私の記憶が正しければ光くんはいまこのお屋敷にいると言われていたような…?



「……光くん、居るの?」



小声で仁睦さんに尋ねてみると、物凄く睨まれてしまったので…慌てて背を向けて自室へ向かって走った。








それからどのくらい経ったのか不明だが、とても寝ることなんて出来なくて大人しく自室で正座をして仁睦さんが来るのを待った。




足が痺れて感覚がなくなって、限界を通り越した頃…スっと襖が開いて、浴衣姿の仁睦さんが登場したのを確認して…停止していた脳が再び活動を始める。



「仁睦さんっ、おかえりなさい!!!」



抱き着きたい気持ちはやまやまなのですが、足が痺れて動けないのでキラキラスマイルでお出迎え。しかし彼にそんなものは勿論通用しない



「……もっと他に、俺に言うことあんだろ」



どうやら"おかえり"は間違いだったらしい。