「……英里っ?!どうしたの、こんな遅くに」
突然、紗弓の家までアポなし訪問をした私を見て…友人は驚きながらも快く部屋に入れてくれる。
「さゆみぃ〜…何も聞かずに西園寺殿の連絡先を教えてくれ、友よ」
「な、なに?!なんで光くん?てか光くんの連絡先なんて英里も知ってるんじゃないの?」
まぁスマホには入ってるだろうけど、今のキッズケータイには西園寺殿の連絡先どころか紗弓の連絡先すらない。
「実は光くんに借りてた物があって。今日中に返さないといけないんだけど連絡先分かんなくて…」
「それでわざわざ私に会いに?もう、いい加減スマホ買いなよ─…ってか、連絡先教えてもスマホないんじゃ連絡出来ないでしょ?」
紗弓は「これ使って」と言って私に自身のスマホを握らせた。─…神ですか。



