極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



「…そーいうことは、先に言えガキっ!待ってろ、何か効きそうなやつ持ってきてやるから」



気だるそうに立ち上がり、あっさりと部屋を出ていった新次郎。なんだか少し申し訳ない気もするけど…これ以外にいい案が浮かばなかった




新次郎が戻ってくる前にお屋敷を出るために、素早く布団から抜け出しダミーヒラリ嬢を再び召喚し…忍び足で畳の上を歩いて襖をそっと開いた



「……よし、異常なし」



左右を確認して周りに誰も居ないことを確認し、トイレから拝借したスリッパを履いて…

一番最初にここへ来た時と同様に日本庭園を全力疾走して裏口のドアを開いて勢いよく外へ飛び出した。



以前住んでいた私のスイートホームが街灯に照らされてよく見える。思えばあれから管理人の人と会ったり退去するとかいうやり取りをしていないが…大丈夫なのだろうか?



っと、今更すぎる疑問が浮かんできたが…とりあえず今は西園寺殿の生存確認が先だと思い…連絡先を知っているであろう友人、紗弓の元へと向かった。