極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜



新次郎と共に御屋敷に帰宅すると、出先から帰ってきたと思われる会長様と出くわしてしまった。


──…なんという、バットタイミング



「やぁ、ヒラリーちゃん。その後どう?学生生活は順調?仁睦や新次郎はちゃんとキミの世話をしてくれているかな?」


「至れり尽くせり、呼べばすぐに駆けつけてくれる…最高のお世話係サマとその補佐に囲まれ幸せに暮らしております。」



私の返答を聞いた会長サマは満足気に笑うと、なにか思い出したように楽しそうに声を上げた



「用意するのに時間が掛かって申し訳ない。ヒラリーちゃんの部屋に約束の品を運ばせておいたから…後で確認してみるといいよ」



………約束の、品?


っえっと…それはまさか、つまり、、



「っに…仁睦さんとのチューショット写真!」


チューショットなんて言ったもんだから、会長サマはまた豪快に声を出して笑った。隣で新次郎は呆れ顔をしているが…そんなものは全く気にならない。



「…確認しに行って参りますっ!!!」


「あぁ、またね〜…ヒラリーちゃん」



会長サマに頭を下げてから長い廊下を恥ずかしげもなく走った。「クソガキっ、静かに歩け」なんて後ろからランプの魔人が小言を言ってくるがもはや私の耳には届かない。



バンッ…と襖を開いていつも使用している部屋に入れば、、探す必要なんてなかった。デカデカと引き伸ばされた私と仁睦さんの路チューショットが掛け軸となって壁にドーンっと吊るされている。