「……は?スマホ?知らねぇよ。あれは若頭が持ってるって言ったよな?俺に聞かれても困る、もうアレのことは忘れろ」
帰り、迎えに来てくれた新次郎と徒歩で帰宅している際に私のスマホの現在地をもう一度尋ねてみたが…なんの情報も得ることは無かった。
っていうか──…
「新次郎は私に誘惑されたの?なんであの時キスなんてっ、」
「だぁあからっ!あれはそーいうんじゃねぇって何度も言ったよな?!魔が差しただけだ、俺がお前みたいなガキに欲情するわけねぇだろ」
「ええぇー…そーかなぁー…」
「…次、その話し蒸し返したら窒息させんぞ」
「窒息…?まさかっ、首でも絞め、」
「まーさか。そのうるせぇ口を、息できねぇほど深いキスで塞いでやるっつってんの。」
……要するにただキスがシたいだけでは?
「死んでしまったら推し活が出来なくなってしまうので、もうキスの話はしません」
「あぁ、賢明な判断だな」
「なので、仁睦さんに関するモノを良かったらまた売ってください!買います、それなりの金額で!!」
「(この女、バカだな…)」



