それを聞いた女子高生たちは、顔を寄せ合う。
「……えーうそだー」
「……金髪だけど絶対そうだって」
「……プラベは声かけんなタイプ?」
声をしぼっても聞こえてくる甚だしい勘違い。
これも僕好きの影響?
涼くんの一歩うしろで状況を見守っていると、代表して涼くんに話しかけた子と惹かれあうように目が合った。
あ、これはまずい。直感した。
この勘違いを放っておくの、だいぶ危険かも。
相良恭平(ニセ)が、一般人の女子とふたりでいた──拡散ネタだよこれ。
「似てるでしょ!?」
わずかな堅さも感じさせないよう声を明るくするよう努めて、会話に割って入る。
「でも違うんです。この人、相良恭平くんの弟なんですよ」
「え、弟……? そういえば、双子の弟がいるってラジオで言ってた」
ああ、よかった。
相良恭平に双子の弟がいることを知っている人がいて。
「双子だから似てるでしょ? でも、髪色は全然違うから」



