ふたりが双子である理由


けれど、あの目、あの態度……。
全然伝わってない。

まるで意思の通じないケモノを相手にしてるみたいだった。


ねえ、恭くん。どうしよう。
わたしは、どうすればいい?


一番星が輝く空を見上げながら恭くんの笑った顔を思い浮かべて、また涙が出そうになった。






それでも翌日、わたしはまたこの街にやってきた。


友達らしき人たちと道端にたむろしている涼くんを見つけて、声をかけたら。


「ねぇこの子、涼花のなに?」
「かわいーじゃん。いくつ?」
「俺らの仲間になってみる?」


涼くんを除く男の人が四人と、女の人が三人。
わたしを舐めまわすように見てくる。

昨日のハーフツインテの女の子と涼くんだけが睨みつけてくる。


「俺の話聞いてた?」

「うん。だから家には行かないで、こうして人がいるところで声をかけたんだよ」

「そういうことじゃねぇんだよ」


涼くんはあきれたように立ちあがると、わたしの肩を抱いて昨日と同じようにいきなりキスをしてきた。


「ふぅ~涼花やるぅ」
「お、見せつけんね」
「すーか、穢れる!」