申し訳なさそうに謝る雅さんのコーヒーと、真珠さんの抹茶ラテを、なぜかわたしが注文することになって、ふたたびレジに並ぶ。
雅さん、よく真珠さんみたいな彼女と付き合えるなぁ……と、ふしぎに思ったのだけど、戻って話を聞いたところ、ふたりは付き合っているわけではないらしい。
「真珠とオレは単なる友達ね。今度誕生日のやつがいて、そいつの誕プレを選びにきただけ」
とのこと。手になにも持っていないから、これから買いにいくのかな?
とにかく、どちらかひとりが友達の範疇を超えている可能性も、ふたりを見るかぎりはなさそう。
「ていうか、オレは綾音ちゃんみたいな子のほうがタイプだし」
うん、やっぱりない。友達の範疇を超えていたら、こんなことわたしに言ってくるはずないし。
「そうですか」
ずずず、とほうじ茶ラテを啜る。
その行為に特別な意味なんてなかった。
しいて言うなら、ふたりが恋人だったら対応に気をつけなきゃと思っていたので、そうではないとわかり、安心してラテを飲んだ。



