そんな印象を、金髪になって出ていったあともなんとなく持っていたから、ひさしぶりに再会したときの涼くんの態度に驚いたんだ。
あのときは怖いという感情以上に、戸惑いが大きかった。
いろいろあって涼くんが戻ってきてくれて、さすがにもう扱いやすいとは思わないけれど、こっちの対応で態度が変わる涼くんは、見ていて──ちょっと上から目線な発言になってしまうかもだけど、ほほ笑ましいものがある。
うれしい、んだよね。
そんな涼くんを見られることが。
散歩がてらと言ったとおり、しばらくは本当にフラフラと歩いていたわたしたち。
あてもなく、気の向くままに。
けれど、あるものが視界に入ったとき、恭くんの顔つきが変わり、わたしたちの存在も忘れて夢中になった。
──そう。興味があると言っていた、踊りだ。
華やかな衣装に身を包んだ踊り子たちが、きれいに列を作って道路を歩きながら踊る様は、集まる観客たちの視線にとどまらず恭くんをも魅了した。
さすが芸能の世界で生きている人だ。



