僕好きは一般人からも公募して出演者を決めているので、こういった詰めの甘さがたびたび不安視されてきた。過去には、彼氏がいながら参加する人もいたくらいだ。
ただ……ただ、それにしてもって話で。さすがに内容が重くて、恭くんを心配せずにはいられなかった。
正確に言うと、記事を見たときは心配してなかった。
あくまで恭くんではない人の暴露だったし、どうせ誇張して書いてるだけでしょと思っていたし。
あまりこういう暴露を鵜呑みにしたくないから、確認だけしたい。そうして昨日すぐに恭くんに連絡をとったのに、結局、今の今まで返事は返ってこなかった。
……既読マークはついているのにもかかわらず。
それがわたしを不安にさせ、恭くんを心配する気持ちに変わってしまった。
わたしたちが来たのを足音で察知したのか、玄関を入ってすぐのところにある自室から恭くんが顔を現した。
「どうしたの?」
初めてわたしのメッセージを既読無視したとは思えないくらい、いつもどおりの恭くん。
「こんな朝早くにごめんね。話を聞きたくて」



