そんなことがあった翌日─…
考えすぎて眠れなかったからなのか、頭が痛くて…少し休もうと保健室へ向かった。
しかし先生が不在みたいで…諦めて帰ろうかと思った時…
「…遊佐くんっ、」
私の好きな人の名前を呼ぶ声が…仕切られたカーテンの向こう側から聞こえてきたんだ
ダメだ…って、分かってるのに…風で揺れているカーテンの隙間からそっと中を覗いてしまった私の視界に入ったのは、、
ベッドに座っている遊佐くんと、そのすぐ隣に立っている彼女の絵莉さんが─…キスをしているところだった
その衝撃的なシーンを目の当たりにして、慌ててその場から立ち去って…靴も履き替えること無く、その足で学校を出た
──…遊佐くんの、嘘つきっ
彼女とはそういうことシないって、言ってたのに…やっぱり私はただ、遊ばれてただけなんだ
『……遊佐くんっ、』
遊佐くん、遊佐くん遊佐くんっ、、
何度呟いたか分からない遊佐くんの名前。私が呼んだところで遊佐くんが答えてくれることは─…ない。
「──…遊佐?」
その時、すぐ近くで私と同じように遊佐くんの名前を口にする男の人の声が聞こえた



