そして迎えた放課後─…
緊張しながら教室を出ると、遊佐くんの彼女…絵莉さんがすぐ近くまで来ていた
「…時間取らせてごめんね?」
申し訳なさそうに私に謝罪しながら近づいてくる絵莉さん。軽く頭を下げてから一緒に並んで歩いた。
『何処に行くの…?』
「ん?屋上…かな」
放課後の屋上は昼休みと違って遊佐くん達のような人は居ない。なぜなら学校が終われば彼らは真っ先に帰ってしまうからで─…
二人で屋上に向かったところで案の定誰も居なかった。昼休み、ここで遊佐くんと交したやり取りを思い出して…なんだか切ない気持ちになる
「あのさ…ハッキリ言わせてもらうね」
屋上についてすぐ、絵莉さんは私を真っ直ぐに見て口を開いた。
「─…アンタ、邪魔」
ゆっくりと、近づいてきた絵莉さんは私の両肩を強く押して突き飛ばした。突然のことに受身を取れず後ろに尻もちをついてしまった
「遊佐くんの周り、ウロウロするの辞めてよ!今の彼女は私なのっ!これ以上は我慢できない!」
叩かれそうになったので、慌てて立ち上がってその手から逃れる。─…人は見かけによらない
彼女も、攻撃型タイプだったとはっ……



