「顔真っ赤、蓮水さん…今日もウブだね」
私から離れておにぎりを食べ始めた遊佐くんを見て少し安堵する。どうやら乗り切れたらしい
罪悪感…みたいなものを感じるけど、仕方ない。遊佐くんに告げ口をするのは嫌だ。これは私と絵莉さんの問題だから遊佐くんは関係ない
「テスト…上手くいくといいね」
『……え?』
「いい点数取れたらまたデートしてやるから、頑張って100点取ってよ、仁菜ちゃん?」
これは…何としてでも100点を取るしかないですね。
「次は…蓮水さんの行きたいところ、連れてってやる」
『…私の行きたいところ?』
「そう。昨日俺のこと励ましてくれたお礼」
ヨシヨシ…って、私の髪を撫でてくれる遊佐くんの目が優しくて…また勘違いを起こしそうになる。
─…遊佐くんには彼女の絵莉さんがいる
他に好きな"蓮水さん"だっている
でも、それでもやっぱり私は─…
『遊佐くんが…好きっ』
抑えられないよ



