翌日──…
昨日のデートの余韻に浸りまくっていた私は、重要な案件をすっかり忘れてしまっていた
朝、いつものように登校して教室に向かっている途中で遊佐くんの彼女である絵莉さんを見て昨日交わした"約束"を今思い出したのだ
──…放課後…絵莉さんと、話し合い
何を言われるのだろうか、っと心臓が嫌な音を立てる。さっきまで浮かれハッピー野郎だったのに今では打って変わってドンヨリとしたオーラが私に付きまとう。
「……仁菜?!なに、どしたの?」
『ゆかりいぃいっ!!!』
教室に入るなり心配の声を掛けてくれる友人の優しさが身に染みて…涙で視界が歪んだ
あぁ…憂鬱だ。放課後になって欲しくない。
その前に…昼休み、遊佐くんとのランチタイムがあるけど…絵莉さんとのことは言わない方がいいよね?
なんの話しか分からないけど、遊佐くんに告げ口みたいなことをする程のことでもない気がするし…これは私と絵莉さんの問題だ。



