#遊佐くんの攻略法が知りたい【完】



「たぶん…もう怖い夢は見ないと思う」


『………ほんと?』


「代わりに、さっきの仁菜の顔が夢に出そう」


『……それはそれで…ある意味ホラーですね』


「どこが?ただただ可愛いだけじゃん」




遊佐きゅんっ…今日も私の心臓を射抜くことを忘れていませんね、流石です。




『いつか─…分かり合えるよ』


「………そうなれば、いいね」


『なるよ、絶対。私が保証する!!』


「それは…頼もしいね」




私と遊佐くんはカップルではない。彼の中で私は"蓮水さん"というポジらしいので、もう今更その事についてとやかく言うつもりは無い。




だからこの、"蓮水さん"というポジを全力で利用させてもらおうと思います。





『ねぇ、遊佐くん。私…蓮水さんだよ?』


「う…ん?蓮水さん、だね。」


『蓮水さんの言うことは─…』


「───ぜったい、だね。」


やっぱりね。それなら…いいよね?



『目、閉じて?』


遊佐くんの腕の中から抜け出して…私の言うことに従って静かに目を閉じた遊佐くんの綺麗なお顔をジッと見つめる




『遊佐くんはもう二度と、怖い夢は見ないよ』


「……え?っんんっ、」




彼が目を開く前に…そっと両手を彼の頬に添えて…チュッて、触れるようなキスをした