#遊佐くんの攻略法が知りたい【完】



「弥輝《みつき》〜っ!!!」



突然、背後から聞こえてきた女の子の声に…何事かと振り返ってみると、私より背の高いスタイルのいい綺麗な女の人がこちらに向かって走ってきた




っかと思うと、、




「っあれ?!遊佐じゃんっ!久しぶりっ!えー元気にしてた?!全然変わんねぇな、お前!旺司の跡を継いで総長やるなんてさ、マジで変わり者だよなぁ遊佐は。」



ヨシヨシ…って、遊佐くんの髪を雑に撫でる



……見ていて気分がいいものでは無い。女の子に遊佐くんをなでなでされるのは…嫌だ。




「ヒカリくんっ、やめてください。蓮水さんが泣きそうな顔してるんで」



ヒカリくん…と呼ばれた彼女は"蓮水さん"と言うワードを聞いてピタッと動きを止めて…そばで傍観していた私に視線をよこした




「………っえ?!なに、遊佐の新しい彼女?名前"蓮水"っていうのっ?!うわぁ…遂にそばに置く彼女の名前まで"蓮水さん"にしちゃうとは、遊佐ってほんと変わってる」




見た目は女の子なのに、なんだか話口調が男の子っぽくてとんでもない違和感があるヒカリさん。でも…そんな踏み入った話しを聞く勇気なんてないし、、ただ黙って抹茶ラテが運ばれてくるのを大人しく待った。




「…ヒカリ、座れよ」



篠宮さんに座れと言われたヒカリさんは、弾かれたように大人しく篠宮さんの向かいの席に座った




「弥輝、待たせてごめんね?」



篠宮さんを"弥輝《みつき》"と呼ぶときの彼女は…恋する女の子の目をしている。うん…やっぱり女の子だよね?なんでヒカリ"くん"なんて男の子みたいな呼ばれ方をされているのか非常に気になるのですが、、



「はい、お待たせ…抹茶ラテとバニララテ」



ユウさんがテイクアウトの品を持ってきてくれたことにより、私たちはお店を出ることになった。