裏門まで一緒に歩いて…遊佐くんのバイクが停められているところに辿り着くと、遊佐くんのチームメイトだと思われる方々がチラホラ屯《たむろ》している
「っあ!お疲れ様です、総長」
遊佐くんが登場するなり立ち上がって頭を下げる彼らを見て…遊佐くんが本当に長《おさ》なのだと毎度実感する。
「…蓮水さん居る時はそーいうの辞めてって、いつも言ってるのに」
ため息混じりにそう述べた遊佐サマは、バイクにぶら下がっていたヘルメットを私に雑に被せた
「すぐ近くだけど、ちゃんと被ってて」
遊佐くんの私物のヘルメットなら、四六時中被っていても大丈夫です。有り難き、幸せ─…
「やっと、会えるね─…蓮水さん」
『………ん?会えるって、なにがっ』
「今から行くカフェ、俺の好きな"蓮水さん"のバイト先なんだよね」
───前言撤回、
前世、私はきっと良くない行いをしたのだろう。だって…この後いくデート先に、、
遊佐くんの好きな"蓮水さん"が居るなんて…何の心の準備も出来ていないのにっ…!!
あの、遊佐くん…?やっぱり今日は、帰らせてもらってもいいですかあっ?!!!



