昼休み──…
屋上にて、遊佐くんから今日の私のお昼ご飯が支給される。いやほんと、これ…お金渡すって毎回言ってるんですけど…その度によく分からない難題を突きつけられる
「はい、口開けて?」
今日なんて、"手を使っちゃダメ"なんて謎の司令が下り…遊佐サマに食べさせてもらうという…ウッカリご褒美タイムに、、
「コラ、よそ見しないの。」
『いやっ…でもみんな見てる、』
「見てるね、みんな蓮水さんのASMR待ちじゃない?ほら…早く食えよ。はい、あーん、」
誰か、代わってえええっ!!なんだこの拷問のような公開処刑の時間はっ!!
「……前髪、今日も絶妙にハネてる」
モグモグと遊佐くんに食べさせてもらったおにぎりを咀嚼していると、私の前髪にそっと触れる遊佐くん
「──可愛い」
ほらね、前髪がハネてたら遊佐くんが可愛いって言ってくれる。だからわざわざ直すようなことはしなくなったんだよ。
遊佐くんの"可愛い"が聞きたいから。



