「マジで、可愛くねーよなお前。まぁそこがいいところでもあるけどね。嫌いじゃねーよ、京志郎くん」
「京志郎くんとか言うの、辞めてもらっていいですか旺司《おうし》くん。っていうか追いかけてきた割に遅かったっすね。」
「あぁ…なんかここの住宅街の入口で立ってたババアに"バイクの音がうるさい"とか言って説教されたんだよっ!500%お前のせいだろ、俺に謝れ。お前の代わりにババアに文句言われてやった俺に謝れっ!!!」
お、、大人げないっ!!何だこの人!!
「俺だけのせいじゃないです。麻斗も一緒だったし、」
「……は?!誰それ?どーでもいいけど、お前また付き合う女…変わったの?」
「彼女じゃないです…蓮水さんです」
なんだか話がややこしくなってきたが、ここでも私は"蓮水さん"カテゴリーとして紹介されるらしい
「………は?何お前"蓮水オタク"?蓮水って名前のモンなら何でもいーの?飯とか飲みモンとかでも作ってる会社が"蓮水"ってだけで買ったりしてんもんな…ヤバいって、蓮水病。」
……蓮水病?
っていうか、この人!もしかして遊佐くんの好きな蓮水さんのことを知っているの?!
「もう…そーいうことにしといてもらって大丈夫なんで、帰ってもらっていいですか?」
……温度差が凄いな。
遊佐くんの方が落ち着いて見えるのは私だけ?



