「あー…お疲れ様です、九条さん」
九条さん…っと言われた男性は、遊佐くんを視界に捉えるとそのままバイクから降りてこちらに向かって歩いてくる
私を抱き締めてくれていた遊佐くんの手が解かれたので、なんとなく…怖い雰囲気の"九条さん"から隠れるように遊佐くんの後ろに回った
「お前さぁ…急に顔色変えて訳も言わずに抜け出すとか辞めろよ。他のやつ、心配すんだろーが」
「ソレ、九条さんにだけは言われたくないんすけど…勝手に抜けたことは…悪いって思ってます。後でチームのみんなには謝ります」
「あのさぁ、お前…総長だよね?トップが簡単に頭下げたりするもんじゃねーんだよっ。しかもなに?!集会抜けて女と密会してたって言うつもり?やめとけやめとけ、誰もそんな話し聞きたくねーからっ」
………なんだ、このレジェンド感ただようスーパーポジティブみたいなぶっ飛んだ男性はっ!
「別に俺…九条さんみたいな総長になりたいとか思ってないんで。」
九条さんみたいな…総長、、?!っえ、まさかガチのレジェンド?!OB的なっ?!遊佐くんのパイセンですか?!



