#遊佐くんの攻略法が知りたい【完】




二人に近付こうとした私の腕を、遊佐くんが掴んでそれを阻止する。



「……どこ行くの?もう蓮水さんがアイツらに関わる必要はない」



『そんな風には思えないっ…私は遊佐くんに喧嘩を引き受けて貰わなくても大丈夫っ!!遊佐くんが好きな蓮水さんと、一緒にしないで!』





遊佐くんの手を振り払い、言い争っている二人の元まで駆け寄って─…




『あのっ…申し訳ありません。私が同じ学校の女子に暴力をふるわれているところを…彼女さんが助けてくれたんです。先に叩いたのは向こうで…彼女さんは、自分から手を出そうとしたけど直前で手を止めていました。だから、貴方との約束を破ったわけではないと思います』




来て直ぐに、遊佐くんの胸ぐらを掴んでいた彼に対して…少し恐怖心はあるものの、勘違いされたままでは藍ちゃんが可哀想だと思い…あの時の状況を詳しく説明した。





嬉しかったんだ…見ず知らずの私を、助けてくれた藍ちゃんの優しさが。とても嬉しかった




『……助けてくれて、ありがとう』




もう大丈夫だよ…っと、藍ちゃんに笑顔を向けてそう言った私に─…





「私、この人の彼女じゃないよ。やめてよ、こんなウザくてあざとい変人が彼氏とか思われたくない」




てっきり彼氏さんだと思っていたので、キッパリ否定されて拍子抜けする。…やっぱり友達?




「……ウザくてあざとい変人、って。ウケる」




いつの間にか私の隣に立っていた遊佐くんが藍ちゃんの発言に賛同したところで、、




「テメェ、クズ遊佐っ!俺の藍ちゃんの声、勝手に聞いてんじゃねぇよ!てか会話に入ってくんな!藍ちゃんと関わろうとすんなっ!」




───俺の、藍ちゃん?



って……やっぱり彼女っ?!っていうか"クズ"なんて言葉を遊佐くんに使わないで!!!