【──すぐ行く、二分で着くから待ってて】
位置情報を送ってすぐ、それだけ言って切れてしまった通話。いや…二分でここまで来れるって、たまたま近くに居たのかな?
「好きな人、迎えに来てくれるの?」
スピーカーにして通話をしていたので、丸聞こえだったみたいで─…
『………そのようです、』
っと、正直に白状すると…
「私も…トモダチが迎えに来てくれるらしいから、気にせず帰ってよ」
どうやら、私が遊佐くんと連絡を取り合っている間に、彼女もお友達とやり取りをしていたみたいで─…各々、お迎えを大人しく待っていたのですが、、
閑静な住宅街に突然響いた割れるような轟音。
でもそれは一つじゃなくて、複数──…
「───蓮水さんっ!!」
聞こえてきた大好きな声に、止まっていたはずの涙が再び溢れる。…遊佐くんが、来てくれた
乗ってきたバイクから降りて、遊佐くんがこちらに歩いて来ようとした瞬間っ…
遊佐くんのすぐ目の前でもう一台、バイクが滑り込むように入ってきて─…
「………遊佐 京志郎っ、殺す」
なんて…物騒な言葉を吐いた男性が一人、バイクを降りてすぐに…遊佐くんの胸ぐらに掴みかかった



