『──…遊佐くんっ』
どうしようっ、こんな状況で…好きな人からの電話なんて…嬉しすぎて無条件に涙が溢れる
遊佐くんの声を聞くと安心する。なんでも、大丈夫な気がしてくるから…恋って凄いよね。
【──は?なんで、泣いてるの?】
『ごめんっ…塾、サボっちゃった』
【………いま、どこにいる?】
『分からないっ…でも女の子と一緒に居る』
【女って…誰?何があった?】
『違くてっ…私のせいで、知らない女の子…ケガさせちゃったの。遊佐くんどうしようっ…』
【状況が全く読めねぇ…仁菜、とりあえず位置情報送って。今すぐにっ!】
位置情報って…私遊佐くんのメッセージトークのアカウント、知らない、、っと思いながらスピーカーにしてスマホを操作していると、、
"新しいお友達"の欄に急に現れた【USA】というアカウント。……ん?USAって…遊佐《YUSA》くん?
アルファベットの"U"をユーと読まずに伸ばし棒を取ってUSAというアカウント名にしているのか?
いやいやいやいや、いまそこはどーでもいいからっ!早く位置情報をUSAくんに送るんだ仁菜急げ、迅速にっ!!!



