#遊佐くんの攻略法が知りたい【完】



『っど、どうしようっ…ごめんなさい…私のせいでっ』



何か冷やすものを…っと思い、慌てて近くにあった自販機で水を購入し…黙ってそれを彼女の頬に押し当てた




「ちょっと…それ、逆に痛いよっ」



そう言って少しだけ笑った彼女に、思い切り頭を下げる。



『ごめんなさいっ…巻き込んでしまって、ほんとに…』


「すぐに謝るの辞めたら?ごめんねって言われるより、ありがとうって言われた方が嬉しい。私は大丈夫だから、気にしないで」




───女神サマですか?


なんだこのカッコイイ女性は。





「………スマホ、鳴ってるけど」



スマホ…っと言われて自分のものを確認すると、知らない番号からの着信を告げている




出ようか迷ったものの…通話ボタンを押してそっとスマホを耳に押し当てる




【……あれ?塾、もう終わった?】




今日…塾の話をした人間は一人しかいない。



『ゆ…さ、くん?』


【珍しいね、一回で呼べるなんて。塾で俺の名前呼ぶ練習でもしてたの?ってかまだ19時だけど…休憩中?】




──なんで、私の番号を知ってるの?





なんてことは今、どうでもいいっ