いやいやいやいや、私は遊佐くんを奪った覚えなんてありません!何なら"蓮水さんカテゴリー"なんて謎のポジにつけられて…こちらはこちらで苦労してるんですよ!
「…へぇ、舞ちゃんのこと傷つけるとか。サイテーじゃん─…お前」
お前…っと言って、私を睨みつけるその人。普通に怖いです、男の人に睨まれるなんて怖いです、辞めてください。
「俺が舞ちゃんの代わりに、仕返しシテやろーか?人の彼氏奪うような女─…ビッチに決まってんだろ。試しに一発、試させよ」
ビッ…?なになに?!なんて言った?!何を試すの?!っえ、この人…須藤さんの彼氏なんだよね?!!
『あ…あのっ、申し訳ないのですが…私この後塾が、、』
「俺が勉強教えてあげるよ─…仁菜ちゃん」
一歩、男が近付いてきたのを危険信号だと捉えフルスピードで走って逃げた。まだ明るいし人も多い。捕まって何かされるなんてことは有り得ないだろうけど─…それでも、怖かった。



