『あ…あのっ、遊佐くん?私、大丈夫だよ?』
「大丈夫かどうか、決めるのは蓮水さんじゃなくない?ちゃんと医者に診てもらおう」
───どうしようっ、
遊佐くんっておバカさんなのかな?
もしかして私があんな風にいきなり吐いたりしたから…アレルギーか何かを発症したと勘違いしてる?!
そのまま屋上を出て階段を降りていく遊佐くん。もちろん他の生徒たちも居るわけで─…
「……っえ…遊佐くんと仁菜ちゃん?!」
「なになにっ…新しい彼女?!」
ザワザワと聞こえてくる会話に耳を塞ぎたくなるし…注目を浴びているので恥ずかしくなって俯いてしまう
「──…ごめんな、」
突然、遊佐くんが謝罪の言葉を述べたので…そっと顔を上げてすぐ近くにある美しいお顔を凝視してしまう
「苦手な食べ物─…聞いておくべきだった」
って…確認せず食べた私が1番に悪いのに。何も悪くない遊佐くんが罪悪感を感じていることに胸が苦しくなる
『私の方こそっ…ごめんなさい、』
ただの好き嫌いだから…病院なんて行かなくていいんだよ。大袈裟に騒いだりしてごめんね、
って…伝えようと思ったんだけど─…



