「…はい、これ蓮水さんの、、」
『───好きですっ!!』
遊佐くんが私に袋を手渡したのとほぼ同じくらいのタイミングで…彼に"好きだ"と告げた私
あれ?なんか、イメージと全然違うっ、、
「……あー…うん、ありがとう」
……ありがとう?
っえ、感謝?ん?感謝のみ?!!
『っあ…あの、遊佐くん…須藤さんと別れたって聞いたんだけど』
「………須藤さん?誰それ?」
『っえ…昨日まで付き合ってた彼女っ…』
「あー…別れたね、振られたよ昨日」
『じゃあ…いま遊佐くんって彼女、、』
「…ん?あぁ、居るよ?さっき付き合った」
───なんだって?!!!
いやっ…早すぎません?!新しい彼女できるの早すぎますよねっ?!
驚きのあまり、何も言葉を発せずにいると…背後でドアが開く音がして─…
「──遊佐くん、お昼一緒に食べてもいい?」
っという、可愛らしい女子の声が聞こえたので思わず振り返ってしまった



