「ここで仁菜が俺に言ってくれた言葉は全部タカラモノ。仁菜のおかげで俺は麻斗たちと向き合うことが出来た…本当に、ありがとう」
ううん、っと首を横に振ってみせる。
『全部、遊佐くんが自分でしたことだよ』
仲直り出来て本当に、良かったね…遊佐くん
「俺、もう総長じゃない。だからそろそろ本命の彼女…作りたいんだけど」
そーいえば、そんな話だったっけ…?
「いい加減、俺だけの蓮水さんになってもらってもいいですか?」
大事な場面で"蓮水呼び"をするの辞めません?
『私が大谷とか、吉田って苗字だったら…遊佐くんに好きになって貰えなかったよね』
「…まぁ、野球上手そうな名前だね…くらいの会話はしてたかもね』
『……この先、私より可愛い蓮水さんが現れたら…遊佐くんはそっちに行ってしまうような気がするから…正直素直に喜べない』
だってそうでしょ?蓮水って名前じゃなかったら私は…いまここで遊佐くんと肩を並べることは無かったんだ。



