「まぁ…勘違いして勝手に悩んで落ち込んでる仁菜が可愛かったから…本当のこと言えなくて…ごめん」
一部始終を傍で見ていた美男子蓮水さんが、
「……遊佐、お前性格悪いな。…あ、同じ蓮水として言わせてもらうけど、遊佐はこう見えてすげぇ束縛とかするようなタイプだから…お前気をつけろよ?」
っと言い残して、一人お店の中へと消えて行ってしまった。残された私と遊佐くん。抱き締めてくれていた腕を一度解いて、ヨシヨシ…と遊佐くんが髪を撫でてくれていた時─…
蓮水さんが抹茶ラテとバニララテを手にして戻ってきてくれた。
「これ、俺からのサービス。ってことでお前ら帰れ…営業妨害、さっさと学校戻れガキ共」
遊佐くんの頭をガシガシと雑に撫でてから去っていく蓮水さん─…まじパネェです、かっけぇです。
お店を追い出された私たちは、以前ファーストキスを交わした思い出の川沿い…遊歩道にあるベンチに座って、二人でドリンクを分け合う
「これ飲んでたら仁菜のあの時の顔思い出す」
『…記憶から削除してもらっていいですか?』
「無理、あんな可愛い顔忘れられるわけない」
遊佐くんの中の可愛いの定義ってなんなんだろう?だいぶ人とズレてる気がするんですけど。



