「─…俺、好きだよ…蓮水さんのこと」
『………うん』
「うん、好きなんだ」
『……うん、知ってるよ?』
「うん?あれ、なんか思ってた反応と違うな」
え?なにが?!だって遊佐くんは最初から言ってたよね?
【⠀一緒なんだよね…俺が好きな人と、同じ名前なんだ。"蓮水"って。】
一番初めに私が遊佐くんに階段で告白したあの時、確かにそう言われたことを私はしっかりと記憶している。
今更改めてそれを聞かされたところで…特に声をあげて驚いたりはしない。っえ…もっとオーバーに驚いたりした方が良かった?
「あ…いや、もっと…喜んでくれると思ってたから」
なんだかしんみりモードの遊佐くんの表情を見て、こちらが申し訳ない気持ちになってくる。これはもしやもう既に本命の蓮水さんと上手くいったという報告を私にしてくれていたのか?
良く考えれば遊佐くんは過去にも分かりずらい表現で私に色々と伝えてくることがあった。
っとなれば、見事に玉砕した私に出来ることなんて…もはやひとつしかない。



