少しして唇が離れて─…至近距離にある尊いお顔を拝ませてもらう
「うん、そのまま。お口…チャックね?」
うんうん、っと首を縦に振った私を見て…遊佐くんは優しく微笑んでくれる
あぁ…幸せだ。もうこれだけで幸せ。何も要らない、これ以上望まない。
「麻斗と日向と、仲直りしたよ。今度一緒に勇牙の墓参り行くことになった。」
そっか…良かったね。尊いお顔に薄らと残るアザのようなものは…もしかしたらその時の友情の証かな?いやぁ青春ですね?素敵です。
「報告が遅くなったのは─…辞めてきたから」
………辞めてきた、とは?
っえ…まさか学校?!!
「うん、多分勘違いしてるよね?俺はこれからもこの学校に通うよ?蓮水さんと一緒にメシ食うの楽しみにしてたしね」
あら、そーなんですか?じゃあ一体何をお辞めになられたので…?
「総長、辞めてきた。それに結構時間かかってさ…ほら蓮水さんも前に会ったことあるでしょ?九条さんって、、」
あぁ…えぇっと確か、レベル違いなぶっ飛んでいる頭のおかしい"すげーいい人"、だったよな?



